KAGARI YUSUKE カガリユウスケ

Under Construction

工事現場が好きだ。

腰からぶら下げた工具入れをガシャガシャ鳴らしながら歩く土方のにいちゃん達。
住めるんじゃないかってくらい大きな荷台に大量の資材を積んだトラックの行列。
あっという間に足場が組まれて灰色のシートに覆われるビル。
ビルの屋上に組まれたクレーンから吊るされて宙に浮かぶフレコンバッグ。
雨後の筍のように次々とそびえ立っていくビルやマンション。
夜の道路にぽっかりと空いた白い穴のような、工事現場の投光器の光。
それをワクワクしながら眺めている。

灰色だ。
人間のやる事は白か黒かで判断できる事なんてほぼなくて、大体いつも灰色だ。
ぼくは、そんなどっちつかずの灰色が好きだ。
そんな灰色のイメージが重なるからだろうか。
工事現場をとても美しく感じてしまう自分がいて、その美しさがぼくの手を動かしてくれる。